LEATHER

レザー

 

 

TUNNER

革には表情があります。

草原や山林を駆け回っていた頃にできた擦り傷や虫に刺された跡など、

よくみると革それぞれに表情が違います。

ときには血筋の跡すら映し出す、これが天然皮革です。

この天然皮革をタンナー(革工場)がなめしますが、タンナー毎に特徴があり、

また、仕上げによっても大きく風合いが異なります。

 

経年で変化しやすく、その革の持つ特徴が徐々に風合いとなって現れる染料仕上げ。

反対に、傷がつきにくく経年変化しにくい顔料仕上げ。

 

使い方や手入れにより表情が変わってくる革製品は、

使い手の分身のようなもの。

ぜひ、可愛がってあげて下さい。

栃木レザー

-TOCHIGI LEATHER -

素材:牛革(ピット製法タンニン鞣し革)

産地:国産(栃木レザー)

 

栃木にてピット製法で生み出される、老舗のタンナーによる革です。

濃度の違うタンニン溶剤の水槽に順次漬け込んでなめしていくのがピット製法。型崩れしにくい堅牢な革になり、経年で綺麗な飴色へと変化していきます。

約3ヶ月にわたる20以上の工程で丁寧になめされて、皮から革になっていきます。

<ハードレザーとソフトレザーの違い>

厚みと質感が異なります。無骨なハードに対し、ソフトは繊細で柔らかな印象を与えます。

- HARD LEATHER -

- SOFT LEATHER -


姫路レザー

-HIMEJI LEATHER -

素材:牛革(タンニン鞣し)
産地:国産(姫路革)

 

昔から多くのタンナーが活躍する革の一大産地、姫路。
クロムとタンニンの割合を自由に変えることができる技術が特徴的で、染色の自由度も高いため様々な色を出すことが可能になります。
また、経年変化が比較的少ないのも特徴の一つです。
いつまでも当初の印象を残して使い続けることができます。


トスカーナレザー

-TOSCANA LEATHER -

素材:牛革(植物タンニン鞣し革)
産地:イタリア トスカーナ地方

 

ベジタブルタンニン(植物から抽出したタンニン)を使用して皮を鞣す手法で、イタリアのトスカーナでは12〜13世紀頃から革を生産していたという歴史をもちます。
自然由来の成分と伝統手法に重きを置き、使えば使うほど味わいが出るのが特徴で、永くアイテムを楽しんでいただけます。


アラスカレザー

-ARASKA LEATHER -

素材:牛革(タンニン鞣し)
産地:イタリア サンタクローチェ

 

イタリアのトスカーナ地方で1967年に創業したLa Perla Azzurra社(ラ・ペルラ・アッズーラ)が作り出す最高級イタリアンレザー。フランス産の厚みある良質な原皮を、アルゼンチン産のケプラチョタンニンを使用して丹念に鞣されています。手に吸い付くようなしっとりとした質感が最大の特徴です。


 

ANIMAL

ここでは、キャメル(ラクダ)/ホースレザー(馬)/ディアスキン(鹿)の革についてご紹介いたします。

薄くしなやかで緻密な美しさを持つこれらの革は、レザーでありながら繊細な印象が特徴です。

牛とは異なる質感や手触りは、使う度、触れる度に上質な満足感を与えてくれます。

素材:ラクダ革(タンニン鞣し)

産地:イタリア

 

一頭から採取できる量が大変少ないため、欧州では高級品として使用されます。

過酷な環境を耐え抜いた皮は組織が詰まっており、製品化され革となっても頑丈さとしなやかさを併せ持つため、大切なアイテムを末長くお使いいただけます。


素材:馬革(植物タンニン鞣し)

産地:国産(姫路革)

 

ツルツルした手触りの硬質なコードバンに対して、ホースレザーと呼ばれる他の部位の革は柔らかい質感。

国産のタンニン鞣しを施したレザーは牛革に比べて柔らかく、使い込むほどに艶やかに変化してゆきます。

カラーはgonziオリジナルのバーガンディーを加えた全3色。アニリン(ラッカー)仕上げを施しているので、

光沢のある張り感があります。肌目はきめ細やかに見えて、手触りも優しい革です。


素材:ヘラジカ(大鹿革)エルクスキン

産地:ニュージーランド

 

ディアスキンとは、鹿革のこと。主に小さな鹿のものを指し、しなやかで強靭、手触りも非常になめらかです。

エルクスキンは、同じ鹿革でも大鹿の革を指します。大鹿ならではの革の厚み、重厚感、存在感が特徴的です。

鹿革は細胞内に大量の油分を含んでいるため、メンテナンス頻度が少なくて済むという利点もあります。


 

EXOTIC LEATHER

牛や馬などと違い、一般的な動物以外の革を総じてエキゾチックレザーと呼びます。

ここでは、その魅力の一部をご紹介いたします。

パイソン(蛇)やワニにとどまらず、アザラシや象、エイなどの革は取り扱いが難しく、加工に経験と技量を要します。

権治では豊富な経験と実績をもとに、あらゆる個性的な革を魅力あるアイテムへと変貌させることが可能です。

素材:クロコダイル(ワニ)革

 

見た目が個性的でワイルドな印象の革ですが、皮から革へと仕上げる際に光沢を出したりマットに仕上げたりと、仕上げの違いにより大きく表情を変えるのも特徴です。

牛革に比べると非常に強靭ですので、長くご愛用いただくことが可能です。

素材:エレファント(象)革

 

非常に貴重な革ですが、権治では正規ルートより取り扱いが可能です。

柔らかな印象の見た目と異なり、しっとりとしながら大変強靭なのが特徴です。

長年の使用によりツヤを失ったとしても、磨きをかけることで本来の魅力を取り戻すことが可能です。

素材:ダイヤモンドパイソン革

 

クロコダイルと同様に、一目でわかる特徴的な模様が美しい革です。

背面と腹面では、その表情は大きく異なります。

印象的な表情は、財布やベルトなど全身コーディネイトのアクセントとして大きな効果を発揮します。


素材:エイ革(スティングレー)

 

小さなガラスをちりばめたような模様には、他の革では表現できない美しさがあります。

傷や汚れ、水にも強く、経年変化もごくわずかです。

華やかで気品あるエイ革は、持つものを気品ある大人に演出してくれます。

素材:リザード(トカゲ)革

 

革を見慣れない方にはワニのようなヘビのような革にも見える、独特の模様を持っている革です。

養殖することが難しく、市場流通の少ない大変貴重なものです。

その希少性から、牛の革にカタをつけリザードレザーを模したものも流通しています。